第5話 みたらしだんごの日/『みたらしだんごの四個め』

観光地で醤油ソフトクリームを食べた。

「みたらしだんごみたい」

「よく醤油風味の甘じょっぱいものをそう例えるよね」

「うん」

「でも、逆はない」

「うん?」

「代用品がない唯一無二感があるよね。君みたいに」

「上から四番目なのに?」

「へ?」

「友達三人から、デートを断ったと聞いてるよ」




◆毎月3・4・5日は「みたらしだんごの日」/2023年12月5日作

#140字小説 『みたらしだんごの四個め』

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