第8話 アイリス異世界ファンタジー大賞3の後悔

 今回はカクヨムに関係ないようだけど、アイリス異世界ファンタジー大賞での失敗を踏まえて、カクヨムコンではこうするぞっていうのを書きたいと思います。




 現在投稿中でカクヨムコン応募中の「王子が空気読まなすぎる」ですが、小説家になろうのほうで、2度ほど賞に応募したことがあります。


 第1回スクエアエニックスノベル大賞とアイリス異世界ファンタジー大賞3。

 結果はどちらも1次選考通過で最終選考落選でした。



 スクエアエニックスノベル大賞の時は、1次選考通過しただけで大喜びでした。

 なにせ「王子が空気読まなすぎる」の続編「幼馴染の侯爵令嬢が空気読まなすぎる」は連載を開始したばかり。

 2作品合わせて、応募規定の2万字に届くかどうかというところで応募締め切りの日がきたので、衝動的に申し込んだというものでした。


 常にストックゼロ、勢いのみの更新をし続け、ありがたいことにPVもポイントも順調にいただきながら、ただただ楽しく、日々夢中になって書いていました。


 書けば投稿。見直しなんて1回くらいで投稿。

 楽しくて楽しくて仕方がなくて、はやく次の話が書きたかった。


 そんな勢いだけの作品が、確か5000作品くらいあった中で一次選考を通過した86作品に選ばれたのですから、もう大金星と言っていいでしょう。

 結果発表の時、少しはがっかりしたけれどそれだけです。




 その後しばらく経ってから、今度はアイリス異世界ファンタジー大賞3に応募しました。

 この賞に応募した理由は、読者時代に好きだった作品が、数多く書籍化していたから、それともう1つ理由があって、受賞する確率がかなり高そうだったからです。


 過去のアイリス異世界ファンタジー大賞を見てみると、大体3000作品弱の中から、金賞が1作品、銀賞が8作品位受賞しています。更に審査員特別賞というのもあって、それも入れると20作品近くが受賞する。


 3000作品以下の中の20作品。

 スクエニで5000作品中86作品に残った「王子が空気読まなすぎる」は、十分受賞する可能性があると考えてしまいました。



 そしてこっからが表題の後悔なんですが、アイリス異世界ファンタジー大賞に応募する時点で、作品の見直しをしなかった。勢いだけでろくに見直さずに連載を終えた作品を、更に見直すことなく次の賞に応募してしまいました。


 作品を見直さなかった理由、仕事が忙しかったのはまあいい。仕方ない。

 それと、過去作品を見直すぐらいなら、新しい作品を書きたかった。これもまあ1歩譲って仕方がない。今となってはどうかと思うけど。


 そして最後の理由は、下手にさわると、せっかくもらったポイントが、下がるような気がしてしまったんです。


 これは実は気がすると言うか、本当にさわると減るんですよね。


 原因はブックマークの減少。

 久しぶりに過去作品を更新すると、それに気がついた人が、(多分最近読んでないしと)ブックマークを解除するんです。


 気持ちわかります。

 あんまりブックマーク増やすと、小説追いきれませんよね。

 読む小説厳選して、過去作品は整理したいですよね。分かります。


 それを恐れてろくに見直すこともしなかったし、独立して短編として投稿した番外編を本編に組み込むことすらしなかった。そのくせ番外編を読まないと意味がつながらないところが本編にあったりして、とても時系列が分かりにくい作品になってしまっていました。



 今回カクヨムに1話から投稿し直すにあたり、改めて1話から読み直してみました。



 そしたらまあビックリ( ゚Д゚)

 もうすっごく読みにくい。正直言って、誰が話しているんだか分からないセリフがいっぱいある。なのに情景描写が少なく、セリフだけのやり取りだらけ。


 読んでいただいた皆さん、よく意味わかりましたね状態。

 これほどセリフを誰が言っているか分からない小説、今まで読んだことないってレベルでした。


 これを応募していたのか・・・・・。



 正直言って、応募作品の中で、ポイントはかなり上のほうでした。

 だけど落選。

 あれほどなくなるのが恐かったポイントは、クソの役にも立ちませんでした。



 今度カクヨムコンに応募するにあたり、しっかりと何度も見直して、自分が納得するまでブラッシュアップしようと、決意しました。

 読者選考がある以上、ある程度のポイントは大切ですが、できるかぎり作品のクオリティを上げるほうに、力を割きたいと思います。

 少なくともポイントが減るのを恐れて改稿しない、なんてことはもうしません。




 そんな決意をしていたら、小説家になろうのほうで、さっそく次のアイリス異世界ファンタジー大賞4の募集が開始されていました。早い!


 今度こそ後悔のないように、少なくとも前回より良い作品にして、また応募したいと思います。




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