前夜
編み始めた物語
まるでマフラーの肌触り
第一に彼は生きている
大地に根付くモミの木は
聖樹にも棺にもなれる
第一に彼は生きている
道を滑った帰り道
貧しい中にも祝福を
もしも将来が変わるなら
第一に彼を想うだろう
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