105号室 羅宮さん

あのー、配布物を。

「そこ置いといて…」

家の外に?学校のものを?

「わかったわかった…扉開けるから…」

うい。

「学校、怖くないの?」

羅宮さんは怖い?

「怖い。人の視線が自分に集まるかもって考えると。」

それった普通起きないものなんじゃない?

「私は、不登校っていう異常人物。普通じゃないでしょ。」

気にしすぎな気はするけど…せめて卒業時には来てよ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る