コネクトヘッヅE-J-100

蕾夢雫姫

1階

101号室 安久山さん

私はドアを叩く。

「はーい、安久山です。」

すみません。少し伺いたいことが…

「はい、なんでしょうか?」

私って、変ですかね?

「うーん、なんとも言えないですね。私には、変の定義がわからない」

普通と違うことを変と言います。

「それならば、みんな変なんじゃないかな。」

そうですか。

「はい。全ての存在は、必ずどこかが違うと思いますよ。」

私だけでなく、みんな変なんですかね…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る