第86話・TRAVEL IN OKINAWA 9[Arrival in Okinawa]

沖縄到着!

空港から沖縄独特の空気感が漂ってくる。

内地との湿気の差なのかはたまた何か特別な何かがあるのか。

時間がゆっくり流れてる。

「沖縄だー!やっほーー!!」

「壬央さん、何でヤッホーなんですか。というか空港でやめて下さい」

「え〜テンション上げてこうよぉ〜!」

「うんうん、若いねぇ恋那ちゃん」

「いやりねこさん、私ら1歳しか変わらないから」

外に出て、地図アプリでホテルの場所を確認する。

「佳己ちゃん、ここから結構歩く?」

アプリを開く佳己に近づく名嘉。

「あーはい」

素っ気ない佳己。目も合わさないようとしない。

少し気まずい空気。

「ちょっと歩きましょうよー!沖縄を体感したい!」

元気良く空気を壊す恋那。

四人は歩いて少しは先にあるホテルに向かう事にする。

「あー!早く海行きたいねー佳己ちゃん!」

「泳ぐ気ですか?」

「当たり前でしょ!海行かないと佳己ちゃんの水着姿見れないじゃん!」

「理由がおかしい。それに私水着持ってきてません」

「え!?ないの!?」

「何で名嘉くんがそんなに驚くの??」

「見たいですよね〜八幡先輩!」

「見たい!見たい!」

「・・・嫌です」

「ボ、ボクの水着姿を見ても良いんだよ、名嘉くん!」

「りねこさん、脱いだらダイナマイトバディだったらぶっ飛ばすよ?」

「!!?」

そんなこんなでホテル到着。

ホテルは観光地らしく、ちゃんと高層のホテル。

エントランスでホテルを見渡す四人。

「受付あっちかな?」

「八幡先輩、私の名前で予約したんで私行きますよ〜」

「このホテルで聞いた料金で良いんですか?」

「何割??」

「うん〜ラッキーで見つかったね〜。まぁ安い代わりにちょっと問題が1つ」

「問題?何ですか?」

「四人部屋取れなくて。部屋が二つに分かれます」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る