陰キャ童貞とクソビッチ ~付き合って一週間でNTRってマ?~

処雪

第1話:陰キャ童貞とクソビッチ

陰「〇ね! クソビッチ! 誰にでも股開きやがって! お前みたいな阿婆擦れ女、とっとと妊娠しちまえ!」


ビ「吠えるしか能がないなんて、さすが陰キャ童貞くん。『あんあん』って嘘喘ぎでもすぐにおっ勃つんでしょうどうせ。可哀想だから、筆おろししてあげましょうか?」


陰「マ?」


ビ「嘘に決まってるでしょ。本気にしちゃってホントきも~いw」


陰「この女……! わからせてヤる!!」


ビ「誰が誰をわからせる、って……?!」


陰「おぅっふ……っ!」


ビ「ねぇ、ねーね~答えてよぉ、どうやってわからせてくれるのぉ?」


陰「やめ、どこ触って……ッ」


ビ「あ~あー、ちょっと触れただけで、こんな硬くして。これだから童貞は」


陰「や、やめろーうっ! 肩こりを意味深に言いかえる、な……っ!!」


ビ「きゃ……っ!? ちょっと、変なトコ触んないでよ!」


陰「元はといえば、そっちから触ってきたんだろ! これはその仕返し、だ……っ!」


ビ「ねえ、ホントやめてったら」


陰「そっちだって肩コリひどいんじゃないか! 見て見ぬふりはできなからな、優しい俺が責任を持って、ほぐしてやる!!」


ビ「イタ……ッ!?」


陰(え? まだそんな力入れてない、よな……?)


ビ「うぅ……、っ……ひどいわ……」


陰「ご、ごめん、俺、そんなつもりじゃ……」


ビ「女の子に暴力なんて、最低よ」


陰「ごめん。。。」


ビ「ぐすっ、どうすんのよ……割れちゃったじゃない」


陰「これって……」


ビ「当たり前でしょ。大事にするって約束したじゃない」


陰「割ったのは、ゴメン。それはもうお前のだ、弁償する」


ビ「今さら、他のなんて要らないわよ」


陰「それも、そうだよな……じゃあ、せめて弁償代は払うから」


ビ「そういうのじゃない……! そーゆうとこがキモいっつってんの」


陰「ごめん」


ビ「都合悪くなるといつもそれ。この、ごめんBot! もう、知らない……ふんっ!」


陰(どうして、今さら……)


アレを拾ってハンカチに包むと、彼女は足早に行ってしまった――。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る