第113話 メスガキまとめてお仕置きします

「おかえりなさい!どうでしたか!」


 ギルドに戻ると、コハルの姿を見つけたルカロさんが嬉しそうに駆け寄ってきた。よっぽど心配だったんだな、いい友達だ。


「余裕、ボクがいるんだから」


 コハルが、そんなルカロさんにVサインで答える。


「よかった!すごいわ!」


 ルカロさんは大はしゃぎで祝ってくれる。その様子を見て、コハルもオレたちもみんなが笑顔になった。


 その日、デルシアにきて1週間ほどのパーティが特級Cの依頼をこなした。という話題が広がったのは言うまでもない。


♢♦♢


-宿 自室-


「ソフィアたん、ティナたん」


「たん?なんじゃこいつは?」

「さぁ?」


 オレは、リリィとステラに先にご飯に行ってもらい、ソフィアとティナを宿の自室に連れ込んでいた。


 ある目的を果たすためだ。


 そのことを目の前の2人は知らない、知らないどころか呆れ顔でオレのことを眺めている。


「オレは今日、2人にアホと言われました」


 そう、ピッケルの件である。


「そうじゃな?」

「だって、アホなんだもん」


 またアホって言った!!許さないんだからね!!


「オレは傷つきました。謝罪してもらいます」


「はいはい、ごめんね。これでいいでしょ?」

「あー…ごめん、なのじゃ?」


 はい、ぜんぜんダメ、終わったわ、キミたち。


「心がこもってません、身体で謝罪してもらいます」


「身体で?どういう意味じゃ?」

「……」


 ソフィアは察したようだ、すぅと身を引いていく、逃げようとしてるな。


「ソフィアたん」


「…なによ」


「逃げたらどうなるかわからないよ?」


「……」


 ピタリと動きを止める魔女っ娘、よしよし。


「じゃあ、そうだな~。ソフィアたん、ティナたんにご奉仕を教えてあげてください」


「……イヤ」


「じゃあ、またこの前のときみたいなお仕置きしちゃおっかな?」


「……わ、わかったわ…」


 へへへ、素直じゃねぇか。前のお仕置きがよっぽど恥ずかしかったらしい。


「な、なんじゃ?なんの話じゃ?」


 ちなみにティナはまだお口でのご奉仕はしてくれていない。この機会に覚えてもらうとしよう。


「ティナ…こっちきて…」


 ソフィアがティナの手を引いてオレの前に跪く。そしてズボンを脱がした。


「なっ!わしはやらんぞ!」


「……わたしは別にいいけど、もっと恥ずかしいことされるわよ…」


「なにを!?なにをされるのじゃ!?」


「……言いたくない」


「ソフィアたん!ソフィアたん!」


 なんだか2人が会話しているが、オレはお預け状態だ。期待の眼差しでソフィアに催促をする。


 それを聞いて、ちゅっ、とソフィアの唇が触れる。


「見てて、わたしの真似して」


「は、はれんち、なのじゃ…」


 ティナが身近でソフィアの行為を見せられ、長い耳が真っ赤になる。


 ソフィアも真っ赤だ。


「ティナ?ソフィアが頑張ってるのにティナはしないのかな?」


 オレが声をかけると、こちらとソフィアを目を真ん丸にしながら交互に見る。


「こ、これをしなければなにをされるのじゃ…」


「さぁ?試してみれば?オレはどっちでもいいよ?」

 ニッコリ。


「……」


 オレの笑顔に恐怖を覚えたのか、ティナの顔も近づいてきて、ペロリ、という感触が伝わってきた。


 はぁはぁ、ついに観念したか。


 オレは2人の頭を撫でながら、満足するまでその光景を楽しんだ。



 コンコン


 オレが2人を愛し終わったころ、部屋がノックされる。


「ライ様?」


「入っていいよー」


 ステラとリリィが帰ってきた。


 ベッドにはお仕置きされたティナとソフィアが横たわっている。


「いいなー……」

 ステラが指をくわえて、そんなことをつぶやいた。


「じゃあ、ステラにも、こっちきて」


「はーい♪」


「あ……」


 もじもじとするリリィ。


「もちろん、リリィにも、おいで」


「はい!」


 そうして第二回戦が幕をあける。


 オレを怒らせるとこうなるのだ。覚えておくといい。


 まぁ、怒らせなくてもするときはするけどね。


 いや、むしろどんどん怒らせてほしい。だって、すごく楽しいんだもの。

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