第22首

失せ物が見つからないと言うのなら恐怖と不安、傲りを置いて


 御籤。「失せ物」という欄があるのは、人はすべからく何かを失わなければ生きてゆけないということなのでしょう。

 どうせ失わなくてはならないのならば、自分の中にあって消してしまいたいものはいくらでもある。しかし失くしてしまっているのは自信とやる気、初心だという現実。


 昨年も一年間、全く働いていないことと同じ。もう五年は働いていない。働いたと認められていない。

 結果を残さなければ努力も費やした時間も意味がない世界。

 そこに暮らしていながら「何もない人生」というものを許容している今、命を削って(時間を割いて)まで書くという苦行から逃げているだけなのですけれどもね。

 ということで、今年もごろごろだなあ。

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