サンタ・デ・コル・テ(4)(2023/12/04)
さてプレゼントが決まれば次に考えるのは渡しかた――すなわち演出である。ここはわかりやすくサンタになりたいところだが、ぶっちゃけ
なにせ白髪は望み薄だ。ひっくり返ったって髭すら生えてこないだろう。
黒髪ツルアゴのサンタ。白いのは肌くらいである。安直にサンタファッションなんてしてみた日には、インドア人間がクリスマスに無理してはしゃいでみました感が満載ではないか。そういうのは求めていない。娘にも求められていない。彼女はホラーが苦手なのだ。
それではトナカイならどうだろう。大きな木の枝を角代わりに……いや、若干のモンスターみが否めない。
悲しくなってきたので格好については後回しにしよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます