突然のテレポート 魔剣が力で支配する
「そうか、女神も大変なんだな」
「ひとつお願いがありまして、この戦争を魔剣の力で両成敗してほしいのです。理由はとても些細なことから始まった戦争なのですが……本当に突然で申し訳ないのですが強制的にテレポートさせていただきます。では」
ふと、意識が戻って目を開けると荒地のど真ん中におれはいた。ここはいったいどこなんだ?とりあえず戦争を止めるために行動しなければいけない。魔剣の力で両方の軍を圧倒的な強さで圧倒して戦争をなくす。それに異世界魔剣無双をするにはもってこいのチャンスでしかない。
そう思っていると、紋章から二人が出てきた。二人は、右、左と見たあとに魔剣になり待機する。魔剣を手にして、魔力をこめる。
一瞬のうちに右軍、左軍に向かって魔剣を振るう。その圧倒的な力、炎により、兵士たちが次々に倒れていく。だが戦争はつづく。少し敵の数が減っても、次から次に新たな敵が現れる。
俺は息をはぁはぁはぁと荒げながらも魔剣の力で戦争を終わらせるならば、戦わなければならない。
さらに魔剣に力を込め、魔剣を振るい続ける。敵を斬り続けるうちに、周囲の異世界の風景が次第に血で赤く、炎により紅く、色鮮やかになっていく。
魔剣の一撃で、軍は壊滅状態になる。魔剣によって生み出された焔が、戦場を舞っている。
敵の兵士たちが倒れ、悲鳴と絶望の声が辺りに広がる。しだいに、連携がとれていた敵の軍は散り散りになり、時間が立つにつれ戦場は一層混沌としていく。光景はまるで地獄のようだった。
その瞬間、突如として光が差し込んできた。俺の目の前に、女神が降臨する。
「この戦争を終わらせてください」
女神は手を差し伸べた。
俺は手を取り、女神の力が身体に流れこんできて、新たな力が湧き上がってくる。
俺の全身に魔力が満ち、魔剣による一撃が放たれる。その一撃は、敵の兵士たちを一瞬にして消し去った。
これぞ魔剣異世界無双。
俺は、女神と一緒にテレポートする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます