島一つ蜜柑の山や桜島
しまひとつみかんのやまやさくらじま
季語は「蜜柑」です。
蜜柑という兼題が設定された時、私が想起したのは世界一小さいと言われる「桜島小みかん」でした。
別作品の冬の俳句で、「郷里にはまるゝとした大根かな」という句で桜島大根を詠んでおりましたので、桜島小みかんもどこかで詠みたいと考えていました。
ただ小さい蜜柑ということを詠むとありきたりかなと思い、掲句のような形にしました。
「島一つ」という上五が良いとのコメントを先生から頂戴しました。
ただ、参加者のどなたも「桜島小みかん」をご存じなかったのが、軽くショックでした。あんな美味しいものを!
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