虐められてる暴落お嬢様に俺が庶民を教えた

激 辛

第1話

最初の時はイキってたのに、クラスに馴染めなくなって浮く存在って居るよね。


俺の席の隣の女の子がそうだった。


「・・・フン」


顔が合うと、嫌そうに逸らす。


俺は知って居る・・・と言うかクラスメイトも知って居る。


彼女は内心でこう考えて居る。


【庶民と同じで気持ち悪い。】


こんなふうだろう。


だって、前はそんなことばっかり言ってたから。


クラスメイトは最初は優しくて、彼女に何回かそう言われても、話しかることを辞めなかったり、ハブくのを辞めなかった。


けど、きっかけがあった。


それは文化祭の日、俺の書いた絵を、庶民のラクガキな見にくいと言って蹴って壊したのだ。


クラスメイトは出し物を壊されたのと、俺への優しさと今まで鬱憤からキレたのだ。


「お嬢様は今日も一人ですね!」


俺の幼馴染の春が嫌味を言う。


「・・・フン」


きっと庶民なんかと居るより、マシよとか思って居るのだろう。


「・・・」


虐めに繋がった原因が俺で、みんな俺の為に怒ってくれて嬉しいんだけど、ちょっと最近はクラスメイトも目に余るものがある。


ーーー

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