女子高生の名前はるうと言った。

 るうは、本当に綺麗な女の子だった。(同じ女性のめめが見ても、どきどきするくらい可愛かった)

 るうはお嬢様学校に通っている本物のお嬢様だった。

 るう本人の持つ美しさ、美貌、形だけではなく、その華やかさには、るうの育ってきた環境の上品な色が見えた。

 背が高くて、つやつやの長い黒髪が美しくて、年齢はなんと十五歳でめめよりも三つも年下だった。(全然そんなふうには見えなかったけど)

 長い足がすらっとしていて肌が白くて、背が小さくて、子供っぽいめめよりも年上に見える。

 だけどるうはいつもどこか悲しそうな顔をしていた。

 るうはめめになんのために歌を歌っているのかと聞いた。

 めめは歌が大好きだから、と満面の笑顔でるうに言った。

 するとるうはきょとんとした顔をした。(その顔は幼くて年相応の顔に見えた)

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