予言書

 月の予言書と太陽の予言書がある。

 月の予言書は月の賢者ミリエルが持っている。

 太陽の予言書は太陽の勇者リトが持っている。

 予言書がいつから手元にあったのかは二人とも記憶にない。

 最初は何も書いていない白紙のページのみの本だったが、裂け目の災厄以降事ある毎に予言が表れるようになった。

 内容はミリエルとリトへの指示的なものが多い。

 予言は未来の出来事を暗示しているが、絶対的な確定事項ではなく、最も起こり得る可能性が高いこと、あるいは世界にとって好ましい未来が示され、それに向かってミリエルとリトがとるべき行動が示される。

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