ガラスの靴は堕とさないけど

空には星が輝いて

流れたのは七色の宝石だったのか


カラン、扉を開ける音

オトナの香りが鼻を掠める


あまり足を踏み入れない

少し洒落たお店


コトン、ガラスと机が触れる音

それはまるで私が恋に堕ちた音のようで


店主は微笑んだ

シャンデリアが映し出す煌びやかな世界


12時の鐘が聴こえる

だが、私の魔法は解かさない

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る