第10話「拒む未来」
命があるから
生きているに過ぎない
心臓を止めれるなら
遠慮なく僕は止めるだろう
この僕の意に削ぐはない命
落ちぶれて
みっともない命
価値も無い
滑稽な命
そんな無粋なモノに生かされいる
これは罰であると
そう痛みを受けている
死ぬまでに
どれほど悩まされ
痛みを受けるのか
ただ強く恐怖する
何故、命に大小があるか
差別された僕は
どう生きればいい
どうすればいい
分からない
何も分からない
この命さえ
この僕でさえ
全て矛盾してる
こんなにも不条理なのに
なぜ心臓は脈打つのだろう
僕はどうすれば
楽になれるのだろう
いじめと困惑
傷跡と割れた心
もう全部から
この命から
世界から解き離れたいのに
なぜこの地上に縛り付けられるのだろう
やがて天へ行くなら
この今はなんだって言うんだ
死ぬのに生きて
消えるのに生きて
何をさせたいんだ
何を叶えればいいんだ
本当に分からないよ
このまま僕が生きている意味が
本当にあるの
あなたは同情してくれるの
あり得ないよ
そんなのないよ
出会いも何もかも
この先ないんだよ
だからもう死なせてよ
死なせてよ・・・
僕は何も掴めないんだ
何も
何も、
なんにも、、
成れないんだから
もう、僕に未来を与えないで。
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