異世界史上最強賢者の弟子!!!とても危険な森でひっそりとスローライフを満喫中です!-スローライフを邪魔するやつは闇に葬るのが良いと俺のじいちゃんは言っていた-

宮川祭

プロローグ 賢者の書

 

 私の名は、ダスケル・クロフィード。

 この国で史上最強と言われた賢者である。

 私は、あらゆる厄災や強大な魔物と闘い続けてきた。

 その時に出来た傷も多くある。

 私にとって勲章などはただの飾りでしかない。

 天才の魔法使いと言われていた時期もあったのだけれど、私は天才などではない。それを知っている。

 わたしの~いや、なんでもない。これは秘密。

 ここには書かないで!!


 ―――おっほん。


 時に人の才能というものには驚かされている。

 上達が早く、どんどん私よりも強大になっていくのを日々に感じていく。

 その成長が私は嬉しいと感じたのだよ。

 1人で旅をして、1人で鍛錬を続けていた私が初めて……。

 うむ、話を変えよう。


 私が1人でドラゴン討伐をした時の話をしようではないか。

 森に強大なドラゴンが現れたのだ。

 私の住んでいる家の庭じゃなかった!!

 s級指定のモンスターしか生息していない危険な森でな。s級の冒険者1人で入るような場所でないし1人で入ったら確実に死ぬ。


 ドラゴンは、モンスターの頂点に君臨する。森の生態系を狂わせかねない。

 だから私に依頼がきた。

 私は依頼を受けるとドラゴン討伐に向かった。

 決して、生態系の為ではない。国の為でもない。


 ドラゴンは、私を見ると、起き上がり、自分を大きく見せるようにして翼を広げ、威嚇をしてきた。

 私は、無詠唱で魔法を問答無用で放つ。するとドラゴンは、私の魔法を弾いたのだ。

 私は驚いてしまった。

 自分の魔法に自信があったのでかなりのダメージを心に受けた。

 だが、私はより強い魔法をドラゴンへ向けて放つ。

 私の魔法は、ドラゴンの翼を切り裂いた

 魔法が通じたことに安堵した


 これでドラゴンは逃げられない。


 私の最大にして最強の魔法を放つ準備をする。


 ―――エクストラブロージョン。


 ドラゴンは、私に向かって我を突進をしてくる。知性の高いとされているが野生の感というやつか危険を感じたのだろう。


 だが、私は魔法使い。空に逃げる。


 飛べないドラゴンと飛べる人間。


 魔法の準備はできた。


 そして放った。


 ドラゴンは跡形もなく消え去った。


 代わりに大きな巨大な穴ができてしまいモンスターの生態系を私が壊しました。


 その穴は、ドラゴンへ賢者の放った一撃として有名になった。


 では

 最後に、


 私のことを覚えていてくれ。

 そしてこの言葉を忘れるな。



 スローライフを邪魔するやつは、闇に葬るのがいい。


 この書を見ているモノたちよ。

 神の加護があらんことを


 by ダスケル・クロフィード



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