【風のララバイ】
時は、1982年1月10日の深夜11時53分頃であった。
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!ドカーン!!ドカーン!!ドカーン!!)
大規模な爆発は、国道317号線の南光坊交差点より北側(波止浜より)の地区と国鉄予讃本線の線路の西側と今治駅の裏側にある住宅密集地で発生した。
爆発と同時に、よりし烈な炎が発生した。
爆発は、さらに
爆発が発生したエリアにある3つの小学校の校舎の一階からよりし烈な炎が吹き出た。
同時に、2つの中学校の校舎の一階からもし烈な炎が吹き出た。
さらに、中心地にある複数の染色工場で大規模な爆発が発生した。
(ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…キーッ!!)
この時、国鉄予讃本線に2台の貨物列車が通過した。
現場付近の線路上に逃げまどっている住民たちが殺到した。
貨物列車の運転士は、とっさになって非常ブレーキをかけた。
しかし…
(キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ!!ドスーン!!)
付近を走っていった貨物列車2台が南日吉町付近にあるふみきりで正面衝突した。
(ガタン…ドバドバ…)
この時、
化学物質は、
(ドザー!!)
大量の猛毒物質が付近を流れている泉川に流れ落ちた。
(キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ!!ドスーン!!ドカーン!!ドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロ…)
この時、別宮町付近にある線路を走行していた貨物列車も非常ブレーキをかけたが間に合わずに脱線した。
そのはずみで大爆発が発生した。
この時、貨物列車に積まれていた猛毒の化学物質が宮下町~別宮町にかけて大量に流れた。
猛毒な物質は、付近を流れる浅川にも流れた。
烈火と猛烈な悪臭が流域周辺に拡大した。
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!ドカーン!!ドカーン!!ゴーッ!!ガシャーン!!バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!)
化学物質が流出した地域でよりし烈な爆発が発生した。
同時に、恐ろしい爆風が市街地に吹き荒れた。
恐ろしい爆風が木造建築の家々を次々と破壊した。
(ギャー!!)
同時に、住民たちのおそろしい悲鳴が響き渡った。
(バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!ガシャーン!!ガシャーン!!)
この時、3つの小学校と2つの中学校の校舎がパンケーキクラッシュによって破壊された。
同時に、街の中心地の小学校の鉄筋校舎と
(バチバチバチバチバチバチバチバチ…ブチッ!!)
電線が火花をあげながら次々とちぎれた。
これによりに、
別宮町にある都市ガス会社の工場のタンクが爆発の衝撃によって破壊された。
これにより、都市ガスが使えなくなった。
大規模なパニックが
ところ変わって、
集合住宅で暮らしていた住民たちが家財道具を中から運び出したあと大八車・リヤカーや軽四トラックに積み込んでいた。
大パニックを起こした住民たちは、家財道具を窓から運び出したあと大八車・リヤカーや軽四トラックに積み込んでいた。
場所は変わって、鳥生交差点にて…
交差点にたくさんの荷物を持って逃げ出した住民たちがたくさん集まっていた。
住民たちは、交差点の左斜めにある旧道と南行きの道路と産業道路行きの道路と立花方面行きの道路に分かれて逃げようとした。
しかし、密の状態になっていたので住民たちが思う通りに動くことができなかった。
1923年9月1日に関東大震災が発生した時と酷似していた。
あの時も、大量の荷物を持って逃げ出した住民たちが大通りにたくさんあふれていた。
通りが密になっていたことが原因で、被害が拡大した。
関東大震災の時と同じ事象がここ(今治市)で発生した。
(ドカーン!!ドカーン!!)
「ギャー!!ギャー!!」
ところ変わって、蒼社橋のバス停付近にある
付近でより大きな爆発が発生した。
市内中心部から避難してきた住民たちが悲鳴をあげながら逃げてきた。
住民たちは、蒼社橋を渡って鳥生地区へ向かおうとした。
しかし、橋の出口に鳥生地区の住民たちが大量にいたので渡ることができなかった。
そうこうしていくうちに、たくさんの住民たちが橋の上で密になって動けなくなった。
その時であった。
「ギャー!!ギャー!!」
この時、橋の上にいた人たちが次々とドミノ崩れを起こして倒れた。
ドミノ崩れは、橋の出口から交番の前の道〜東芝の工場付近の坂道〜旭町交差点にかけての通りで発生した。
ドミノ崩れに遭った住民たちは、全員死亡した。
その後…
(ドカーン!!ドカーン!!)
川の土手にある染色工場で大規模な爆発が発生した。
さらにその周辺の地区にある工場と近隣の住宅地でも大規模な爆発が発生した。
さて、その頃であった。
ところ変わって、松本町にある木造2階建ての家にて…
家は、ママと夫・けいすけと姑が暮らしていた家であった。
大爆発が発生する2時間半前であったが、家の中で深刻な揉め事が発生した。
その際に、ママは姑を出刃包丁で刺して殺した。
その後、ママは夫を金属バットで殴りつけて殺した。
ママは、返り血を浴びた衣服と下着を脱ぎ捨てたあと新しい衣服に着替えていた。
深夜11時53分に大爆発が発生した時、ママは家の中にあった金銭と保険証券類などの貴重品などが入っているバッグと衣服類などが入っているサックスバーのスーツケースを持って家から逃げ出した。
それから2分後であった。
(ドカーン!!ドカーン!!)
この時、すぐ近くにある中学校の校舎が大破した。
続いて、キンリンにある空き家数軒と近くにある建材店などの店舗が大爆発を起こして炎上した。
ママが暮らしていた家のとなりにあるミシン会社が使っている倉庫も爆発したあと炎上した。
炎上した炎がママが暮らしていた家に燃え移った。
ママは、必要最低限の持ち物が入っているスーツケースと貴重品が入っているバッグを持って
ところ変わって、
広場についたママは、危険を避けるために神社の本殿に逃げ込んだ。
その直後であった。
(ピカーッ!!ピカーッ!!ピカーッ!!…ドカーン!!…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!)
北日吉町にある私立高校でよりしれつな
その後、校舎はパンケーキクラッシュを起こして根元から一気に崩れ落ちた。
同時に、がれきから生じたおそろしい煙が地区一体を包んだ。
煙には、ガレキ・猛毒なガスなどが含まれていた。
よりしれつな
この時、ママは
こわい…
助けて…
よーくん…
よーくん助けて…
ママ…
まだ死にたくない…
よーくん…
よーくん…
よーくん…
………
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