ああ、あの輝きよ
ああ、あの輝きは
幼い彼の微笑み
誘い笑いに和む場と気分
今でも涙が出そうな昨日のようなできごと
なぜだろう
なぜ遠くへ行ってしまったのだ
ああ、あの輝きは地平線
やがて蜃気楼のように、消えてしまう幼さ
次会う時はまた一つ違う顔、話し言葉、表情で
少しずつずれていくお前の、何も知らない笑顔
戻ってきてくれと願う
悲しみで呆然とする日ができた
誕生日、もう祝えず泣くのみである
逆も然り、
孤独が切り裂く距離は遠く
人を魔物にでもするような、深い気分を催す
ああ、あの輝きよ
都会で朝露が枯れるのを
誰も見られないように
いつか気付いた頃には消え去っている
その潤いよ、可愛げよ、幼さよ
輝きよ、遠く彼方へ消えていった輝きよ
せめてそこでは美しいままで……
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