第3話
彼女と行った公園は立ち入り禁止になっていた。
先月から僕は全く知らない街に行っていたが、今日彼女がいた街に戻ってくることができた。
彼女と過ごした日々を、過ごした場所で思い起こしている。
出身の高校や駅前の本屋さんやファストフード店、ショッピングモールやテーマパーク、
彼女との思い出でこの街はできていたことに気づくことができた。
その公園には二人で埋めたタイムカプセルがあった。
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