【詩・短文・俳句】雲を買った女の子

春野 一輝

詩① 雲を買った女の子

運動会が大好きな女の子。

しかし、運動会の日の明日は雨だと天気予報士が言う。

そんな時に、天気を描く妖精さんに出会う。

「貴方にお願いがあるわ。明日天気になるために雲を買いたいの」

妖精さんは条件を出してこう言った。

「君が明日、運動会で1位になったら、その楽しさを僕に頂戴」

「わかったわ、約束する」

その次の日の運動会は空は快晴!雲一つない青空となった。

女の子は運動会で元気いっぱいに走り回り、見事女の子は一位になる。


そして、妖精さんがその夜現れて、彼女の枕もとの思い出に触れた。

「この元気さが欲しかったんだ。ありがとう、そしてさようなら」

女の子が次の日目が覚めると。

明日の朝には、すっかり運動会の楽しさを忘れてしまったのでした。

おしまい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る