【6万PV突破感謝】貧乏男爵家の嫡男ですがアーチャーで近接最強になりました。………なんで?

ながながし

グルトニア王国編

第1話 スキル選定の日

俺の名はバルデニア・クリントン

今年で10歳になる。

そして、グルトニア王国の

クリントン男爵家の嫡男でもある。

とはいっても日々の生活は平民と変わらないほど貧乏なのである。


そんな俺は人生で最も重要なスキル選定の日

を迎えていた。


「バル、今日はスキル選定の日だが緊張してないか?」

そう言ったのはクリントン男爵家当主である

ノルジア・クリントン男爵だ。


「いえ、大丈夫です父上」

「そうか、どんなスキルになっても自暴自棄になるなよ。」

「そうよ、どんなスキルでもあなたは私達の

子供なんだから。」

そう言ったのはステルシア・クリントン男爵夫人、俺の母親だ。


俺の両親は優しい人達だ、だからこそ俺は

この二人の期待に応えたい。どんなスキルでも工夫と努力があれば強くなるはずだ。

そう思って俺はスキル選定の儀に臨んだ。




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教会にて


「今からスキル選定の儀を始める、覚悟は良いか。」

クリントン男爵家の近くにある街の教会の

グルトン司祭にそう聞かれる。


「はい、大丈夫です。」

「うむ、それでは始めよう。《我らが敬愛せし神よ彼の者に力を与えたまえ。【スキルギフト】》」




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バルデニア・クリントン


   10歳 男


   クリントン男爵家長男


  〔メインスキル〕

     弓士アーチャー


  〔サブスキル〕


    ・縮地

   [自身から半径10m以内の指定した

    生き物の半径2m以内に瞬間的に

    移動することが出来る。]


   ・魔力の支配者

  [魔力操作が上手くなり、使用

    魔力量を抑えることが出来る。

    また、魔力感知が得意になる。]


    ・至高の弓士アーチャー

   [弓の威力が2.5倍になるかわり

   弓以外の武器を全く扱えなくなる。]

  

   〔ジョブスキル〕

    ・遠視

   [離れたところをズームすることが

    出来る。]

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ナニコレ????

我がグルトニア王国の貴族では男は剣士系、女は魔法系のジョブが好まれる。その為…。


「なんだこのスキルは!?」

俺は気付いたら叫んでいた。


「バル、気持ちはわかるが一旦落ち着け。」

「す、すみません父上。」


そうだ一旦落ち着くんだ。

だが、このスキルの組み合わせがのだ。


ジョブが弓士アーチャーなのに近接で効果を発揮する縮地スキルを持っていたり、魔力をあまり使わないのに魔力操作が上手くなるスキルを持っていたりと。


極めつけは、・縮地 と・至高の弓士アーチャー の組み合わせだ。

前者だけなら補助として剣を装備すればいいが、後者もあるせいで完全に意味がなくなってしまっている。


「一体これからどうすれば……」

「バル、俺達はお前の味方だ。絶望するなよ。」


そうだ、父上は俺を信じてくれてる。

ここで諦めるわけにはいかない、そのためには特訓だ!!




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作者のながながしです。


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