気丈にあるべし
湯煙のように霧散して
透明になって空中を漂って
消えたことにならないだろうか
私は枕ばかり抱きしめては
彼を殴りつけています
罵ったこともある
そうして吸収される
すべての悲しみの終着点は
枕の細かな綿毛の中でした
なにがあっても気丈でいなきゃ
幸せはひとりで歩いてはこなくて
だから歩いてゆくのです
運というのはなにがあっても笑う者へと
辿り着くものでございましょうし
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