戦国時代の伊勢神宮について
水上千年
第1話 北畠との関係について
※キャッチーに戦国時代てタイトル入れたけど、だいたい鎌倉時代〜織豊時代の話です。
間違いあったらごめんなさい。ざっくりしたまとめだから、詳しいことは研究者の本読んでください。
Q1 北畠は南朝の忠臣の末裔。皇室の祖先神を祀る伊勢神宮を北畠は庇護してたんだよね?
A 北畠は神宮の神領を押領し、宮川橋賃も押領していました。
また参宮街道に関所をおき、参宮者を足止めして困らせたこともありました。
ちなみに宇治山田合戦の時、北畠は神官たちを追い詰め、外宮を炎上させています。
Q2 北畠親房は外宮の度会家行の支援を受けてたし、親房が書いた『神皇正統記』は伊勢神道(度会神道)の影響受けてるよね?
伊勢神宮と北畠は仲良かったんじゃないの?
A 南朝派の祭主だった時は仲良かったけど、北朝派の祭主になったら仲が悪くなりました。北畠は遷宮のための木材の運搬を妨害したりしてます。
Q 3 じゃあ、北畠は伊勢神宮を信仰してなかったの?
A 信仰しています。歴代国司は参拝しています。ちなみに北畠具房の元服は神宮でしています。
Q4 え、意味わかんない。信仰してるのになぜ嫌がらせを?
A だよね。私も意味わかんない。
よくわかんないんだけど……神の存在を本気で信じていたからこそ、あの手この手を使って伊勢神宮への影響力を強めようとしてたんじゃないかな??
……つづく、かもしれない
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