第87話 狂気の集大成『物語要素事典』
家族からたまに本などのURLが送られてきます。だいたいは共通の興味の場合などで、「家にある?」とか「予約した?」という感じなのですが、今回送られてきたのがこれです。
『物語要素事典』
https://amzn.asia/d/5bVTZgf
お値段なんと28,600円、そして単著……。編纂とかじゃない……。ここあたりでいろいろ察します。
ページ数1300ページ超え……広辞苑が3,216ページ(最新版)だそうで、家にある国語辞典が1600を超えるので、だいたい似たような感じと予想。(さすがに文字は大きいと願います)
図書館に入るような代物をなぜに送ってきたのか? 内容を見て、作者を調べて、ほぼライフワークの集大成と理解しました。
「買うよね? もちろん。これを買い逃すはずないよね? アマゾンはこない可能性があるから実店舗で予約したほうがいいよ」
買うことが先に決定していました。理由はわかります。だいたいこういうのは初版で終わるからです。手に入れておかないとあとから入手困難になる。
それにしても、「 1,135に及ぶ物語要素別に、延べ 11,000 超の作品の筋書きを紹介する。人類の創り出してきた世界のアイデアをあまねく拾い上げる、小宇宙のごとき至上の目録。」この紹介文だけで、ほぼ狂気の集大成と感想が浮かびました。
本当は大学の教授ですよ、もちろん。こういう人がまだ大学には残っているのはうれしい限りですが、文学部が徐々になくなっている昨今、こういった本も徐々に作られなくなるのかもなぁと、一抹の寂しさを感じたりしています。
その分、同人誌など自費出版という方向に行かざるを得ないのでしょうかねぇ。
出版元の国書刊行会さんはこういった物語系の事典を結構出されているみたいで、ちらほら本屋で見たことのあるタイトルがありました。
https://www.kokusho.co.jp/np/result.html?mgen_id=118
さすがに全部買うのは無理なので、図書館に入れてもらえるようにリクエスト出しておこうかなぁと思ったりするのでした。
……というか、普通は図書館にリクエストで終わる話ですよねぇ……。
自治体レベルで予算的に購入するかどうかは置いといて……。
ここあたりも個人購入しないと実物と出会えない可能性すらある一冊、かもしれません。そして図書館だと間違いなくレファレンスに入って借りるのはできなくなる、でしょうねぇ……。
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