ピク〇ブに巣くう化け物の話

夏伐

ピ〇シブに巣くう化け物の話

 ピ〇シブにイラストを投稿してすぐに、そのイラストにいいね&ブックマークをしてくれる人がいた。

 さらにはフォローまで!


 やはりとても嬉しい。

 そして少しして『フィード』からメッセージが。


 『とても綺麗なイラストです。すごく上手いです。イラストのリクエストを受け付けていますか?受け付けていたら光栄です』(原文のまま)


 イラストで依頼を受けたことがない、経験が少ないと舞い上がるくらい嬉しい。ここでいくつかのルートが分かれる。


 A 自分が投稿したイラストって綺麗ではないよな……。フィードでそいつの名前をクリック!


 B 喜んでリクエスト受け付けています!とメッセージ!



 Aルートでは、そいつが同じように色んな人にコピペ文章をフィードからメッセージで送っているの分かる。詐欺アカウントだと分かり、そこから何もアクションは起こさない。


 Bルート、ここはさらに分岐する。

 上記のような激やばアカウントなので、すぐさま運営に報告され消滅。リクエストも消滅するのだ。


 報告をくぐり抜けた真の化け物が何をするのか、というと実際の被害例では『無制限修正、スーパーヒーローが十字架に磔(はりつけ)にされている』という特殊性癖に分類されるだろうイラストを数か月にわたって描くはめになる。


 そのイラストの投稿者のイラストの概要欄部分での疲弊は本当にえぐかった。


 その化け物に此度、三度目の邂逅を果たしたので、ここに記す。

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