第42話 精進料理
今週は不幸が続いて、お参り続きでした。悲しくて、寂しい気持ちになりましたが「ありがとう」という気持ちを故人に持てたら、それでやっと送り出せるとお坊さんの話を聞いて、なるほどと思いました。今はいなくなったことが寂しいですが、四十九日にはありがとうって思えるようになってるといいな。
と、しんみりした話題は置いておいて、精進料理も『イマドキ』風になっていて、びっくりでした。精進料理、実はそんな嫌いじゃないんですけど、普通にお肉や魚が出てきました。
「精進料理と肉や魚も入った半々のが選べたんだ。こっちのほうがおいしいだろう?亡くなったばあちゃんなら『まあないもん(おいしくないもの)たべられんわ』って言うから、こっちにした!」
ということで、故人の食べるものに対する姿勢も影響していたみたいです。たしかにいいそうだ!と皆で笑ってしまいました。皆で食べたお弁当は、おばあちゃんがよくお祭りやお正月に愛用していた好きなお店のもののお弁当でした。
県外の人もいたので、話を聞いてみたら、しっかり精進料理のところもあれば、まったく気にしないところもあり、その地域によるようでした。
お弁当形式というのも変わった一つですよね。小さい頃、自分のお膳があったことがちょっとうれしかった記憶があります。
精進料理も変わっていくものなのですねぇ。
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