第19話覚醒2
ー前回のあらすじー
元気いっぱいの中二病、朝貝栄一はギルドマスターに定時帰宅を陳情するもけんもほろろに断られる。
一方その頃、レオ達パーティーはワイバーンとの戦闘で窮地に立たされていた....。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(side.アレク)
「ギュオッッ!」
ワイバーンが前足を受け止めているレオを尾で攻撃する。
「ガハッ!」
ワイバーンの尾に直撃したレオは壁まで飛ばされてしまう。
「レオッ!」
「だ、大丈夫....これぐらい、なんてことないよ.....!」
レオはそう言っているが、全身から血をたれ流し片膝をついている。
このままではジリ貧だ。現にエマの魔力も底をつきそうになっている。
(僕にも力があれば....!)
小さい頃から自分の無能さは知っていたつもりだった。
だが、ここまで足手まといになると自分の無力さを痛感する。
「ギュオオオ!!!」
そんな事を考えていると、痺れを切らしたのかワイバーンがズンズンとレオ方向へ進んでいく。
とうとうレオにとどめを刺すようだ。
「やめろおおおおお!!!」
そう叫ぶもワイバーンは歩みを止めてくれない。
アレクが絶望していると突然、半透明なボードが目の前に現れた。
-----------------------------------------------------------
付与しますか?
付与するもの 対象
・力 ・ノト レオンハルト
・重さ ・ワイバーン
・痛み
------------------------------------------------------------
意味がいまいちわからなかったが、もしかしたらこの状況を打破することができるかもしれないと思い。
レオには力を、ワイバーンには重さと痛みを付与することにした。
すると、
「ギャオオオオ!!」
ワイバーンが態勢を崩し、痛みに悶えるように暴れ出し、
「体が、軽くなった.....!」
レオはさっきの様子が嘘のようにワイバーンに切りかかっていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*あとがき*
読んでくださりありがとうございます!
「面白いッ!」「アレク覚醒!?」「先が気になる!」と感じた方はぜひレビューをください、励みになります!
柔麺って案外お腹に溜まりませんか?
設定15ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回、ワイバーンは背中がいきなり重くなったあと、全身がさされるような痛みに襲われています。泣きっ面に蜂ですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます