休戦を前にイスラエル軍による民間人への激しい攻撃が続く
アルジャジーラの記事より
「Hamas says 30 killed in Israeli attack on UN school ahead of Gaza truce」
https://www.aljazeera.com/news/2023/11/23/dozens-killed-in-israeli-attack-on-un-school-in-gaza-ahead-of-truce?traffic_source=rss
こちらによると、休戦開始があと数時間に迫る中、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営するアブ・フセイン学校へのイスラエル国防軍による攻撃のため、27人が死亡したとのことです。
インドネシア病院も激しい砲撃を受けている模様。
更に、パレスチナ国営通信社ワファによると、ガザ南部ハーンユニスのシェイク・ナセル地区へのイスラエル軍による空爆で少なくとも5人が死亡、数十人が負傷。更に、ガザ北部シェイク・ラドワン地区の住宅への攻撃で少なくとも10人が死亡したと報じられているとのこと。
また、パレスチナ外務省によると、占領下のヨルダン川西岸で12歳の少年がイスラエル軍に射殺されたそう。
11月24日9時30分の時点で、10月7日以来ヨルダン川西岸で殺害されたパレスチナ人の数は229人(うち52人が子供)となりました。
休戦の期限が迫っているので、今のうちに殺せるだけ殺しておこうという魂胆なのでしょうか。
ハマスの方も決死の抗戦を行っているようで、ひっきりなしに人員輸送車を爆破したという速報が入ってきます。
どうやらハッチ扉に弱いところがあるらしく、決死隊がよじ登ってはそこに爆弾をしかけているようですね。
……仕掛けた戦闘員がどうなったかは報じられていませんが。
イスラエルのギャラント国防大臣は「(休戦は)束の間の休息であって、その終わりには戦闘が激しく続くだろう。また、より多くの人質解放のために圧力をかけるだろう」「少なくともあと2か月は戦闘が続く」と語りました。
また、イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は、「(捕虜解放の)概要はプロセスの終わりではなく、始まりだ」「今後数日間、私たちは戦闘の次の段階の計画を立て、準備を完了することに集中する」と発表しています。
イスラエル軍にとっては、これは停戦や平和のための休戦ではなく、あくまで更なる攻撃……民族浄化のためのプロセスに過ぎないのかもしれません。
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