備忘録10 迷走

霧立ちぬ

リアル求めし

ファンタジー



 ファンタジーにリアルを求める。


 もりもりの説明文に、それを解消する為の乱発する造語が、より難解な世界を作り出す。


 そして、行き詰まってファンタジーとは何ぞやと原点に返り、グーグル先生に教えを乞う。


 適度に都合の良い世界がイイんだよ、難しく考えるのは止めようと思うが、ついつい繰り返してしまうのは、やはり個人の趣味・趣向だろう。


 そして気付かされるのは、自分の好きなものは王道ではないこと。かなりの重めのダークファンタジーや、答えの出ない小説。


 小説家になろうの方にはなるが、ネトコンの感想サービスで、「禅問答のよう」と書かれた。褒める内容として書かれてもいたが、嬉しくもあり、複雑な気分になる。



【↓感想サービス】

 主人公が元の世界から弾きとばされたのなら、その裏側で何が起きていたのか。また自らを犠牲にして主人公を助けた精霊の存在等、不思議な謎がいくつも提示されています。それらの理由を探ろうとする流れのおかげで、とても読みやすい作品に仕上がっていました。

 『自分の存在とは何なんだ?』というのは、まるで禅問答のようですが、前述の際の演出によって、うまくエンタテインメントに仕上がっています。

 ぼっち仲間の黒猫クオンがとてもいいですね。話し相手としてピッタリであり、キャラ立っていました。他の精霊も仲間になることで、少しずつ真実に近づいているような雰囲気が漂っています。続きが楽しみです。

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