冬の片隅
夜みたいな正午
白昼に泳ぐ月
私はまだ夢の中にいるみたい
風は頬を盗もうとする
空気は透き通っていて
なつかしい冷たさに
隠し事もすべて
暴かれてしまいそうになる
冬の片隅が
すぐそこまでやってきている。
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