レベル-99の最強の俺が異世界転生して異世界を無双する〜テンプレな異世界無双をしたい俺の個人的な思いである〜
宮川祭
レベル0 女神の間
サトウタカユキの生態について。
名前 サトウタカユキ
年齢 35歳。 童貞
ブラック企業に勤務。
会社がブラック企業であることがわかっていても辞めるにやめられず肉体はボロボロになるが仕事になぜか?生きがいを感じ勤務していた。
彼女 他の男に浮気されるのを目の前で目撃。
死因 浮気された相手が親友だった。
そのダブルショックで亡くなった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
静粛。
───パタンと音がした。
【前世サトウタカユキの物語】と題名が書かれた本を閉じる女神。
美しいピンクの長髪に、メガネをくいっと上げる仕草、仕事をバリバリやりそうなキャリアウーマンのような感じをしている。
キリッとした目で、こちらを見つめている。
その口は桃色に染まりエロさを感じるのはなぜか?
ガードが固そうに見えて実は、ものすごく男に弱くて、ヒモとかダメな男に惹かれやすいタイプなのか?俺は好きだよそういうの。
白い布で覆われた服装は似合いすぎてスタイルが良さがわかる。
───そして、おっぱいでかいな。
「ふう、と、言うことで、長い長い、あなたの物語はこれで終わりです。あなたにはこれから選択肢を2つ与えます。いいですか?ひとつめ、
天国という場所へ行ってもらいます。
元ヒキニート、いえ、サトウタカユキ様の理想の空間が用意されそこに永遠に封じ込められます」
「ねえ、今、ヒキニートって聞こえたんだけどそれと俺ってなんか危険な呪物なの?触れたら危険、なんかのエネルギー放出するみたいな?いかねぇよそんなところ」
「童貞ぼっちであるあなたは、狭い場所がお好きなのでは?例えば〜、押入れとか?」
女神がかわいいらしく人差し指を口元にあて
言う。
「いやいや、そんなことないから、ほら俺って結構アウトドア派だからさ、友達多いよ、あははっ、それとだいだらぼっちみたいに言うな」
ほんとうは、俺ぼっちだよ。親友はいない。
さっき友情は俺の心と一緒に粉々に砕けちった。
「本にはそのような事は書いていませんでしたよ。では、続いて、ふたつめ、異世界に転生してもらいます。あっ、レベルは99にあげておきますね。恩恵やチートは?いらないですよね?、あっこれもいらないから、マニュアルにはそう書いてあるし」
「その本はそこまで載ってるの!!恥ずかしっ」
そういうと女神は、メダルゲームをプレイしている見たいにボタンを長押しする。
プルルルル。
プルルルル。
これを上げて、これは下げる?えっなんで?こうなるの?えっ〜、とブツブツ作業をこなす。
「おいおいおい、そんな適当で大丈夫かよ?俺、異世界で最強になって無双してハーレム作りたいのだけれど?」
「コホン、大丈夫です。わたし失敗したことなど一度たりともないので、ちゃんと仕事できる子です。それでは、いってらっしゃいませ、ニート様、いや、間違えた、サトウタカユキ様」
女神は綺麗な角度で俺にぺこりと頭を下げる。
美少女秘書に見送りされる社長の気分だ。
異世界のとびらが開かれる。
俺は扉を潜る。
俺こそが最強の主人公になる時が来た。
───って思うじゃん。
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