第3話 忍び寄るロックダウンの足音
日本のメディアには上海で野菜や食料不足が発生、スーパーに人が殺到して奪い合いになっている、との報道が流れています。
間違いなくそういう場所があるであろう一方で、私が滞在している
不足して奪い合いがあるのと同じ市内で足りているところもある、というのもまた、中国ではよくある光景あり、一面だけを見てそれが全てだと語ってしまうと、真実を見誤る場合もあるな、とこの件で改めて感じました。
とはいえ、私の周りでも着実にロックダウンの足音が聞こえ始めていました。
先日、生鮮食品だけが売り切れていたスーパーを訪れてみると、缶詰やカップ麺の棚が空になりかけていました。生鮮食品のパニック買いから、長期保存出来る商品の買い溜めに走り始めていることが判ります。
街中も、昨日開いていたお店が今日は閉店、というところも増えてきました。
いつもなら退社する人でごった返す時間も不気味な静寂に包まれています。
今日もホテルから抗原検査キットが配られました。
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