※2つのコップ※
目の前に2つ、コップが置かれた
一つはたくさんの人がお茶をトボトボと入れてくれる
もう一つは、私をよく知ってる人がスムージーを入れてくれる
それを選ばないといけない
いつもなら私は両方共とる
けれどそれができない
お茶を取れば飲みたくないのに飲まなければいけない
スムージーを取れば、お茶を入れてくれた人たちの顔に泥を塗る
両方は飲みきれない
つまり、片方しか選べないのだ
その場合どうすればいいのだろう
きっと私は椅子から飛び降りるのだと思う
小さい私の体では、椅子から降りることすら危険だというのに
選ぶと誰かが悲しむ
その中の誰かに私も含まれている
私には誰が悲しんでも、それを耐える事ができない
だからもう帰ってこれないように、飛び降りるだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます