※行く道※
風が私の体を冷やす
きっと外なのだろう
四方が暗く自分の体さえ見えない
自分は立っているのかさえも分からない
しっかり目を開けているはずなのに
手を前に出しても何も当たらない
空気の抵抗もなくすっと動く
ただ与えられるのを求めて立っている
なのに私はここで自分の首を絞めて遊ぶだけ
絞めた時の脈の動きや苦しさが私を癒す
それらだけが私を愛してくれる
そんな状態でどこに行こうと思えるのか
望んでいて、でも望んでいなくて、なのに何かを求めている
きちんと目を開けて他人の家に行くこともせず
他の道を歩く事もせず
ランタンで周りを照らすこともせず
どこに行こうと思えるのか
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