第2話 転生②
「ふざけたこと抜かしてないでさっさとノートを書けと言うな。ってことで書け、ドリンクバー持ってきてやるから。」
「嘘じゃねぇんだよ。ドリンクバーを今は取りに行くな!嫌な予感しかしない。」
蒼は焦りながら言う。
「何を焦ってんだ......いや、マジなのか?」
もしかしてと思い聞く。
「ああ、大マジだ。」
蒼がそう言ったときだった。
――バァァン!!
爆発音がサイ◯リヤに響いた。
辺りが煙で覆われるのはそう長い時間は必要なかった。
クソッ!テロかよ!
俺はそう思いながらも蒼に呼びかけようとする。
がしかし、何故か声がでないのだ。
それどころか体が熱くなったり寒くなったりを繰り返している。
「ゴッホゴッホ!」
咳は出るが仰向けの状態だと動くことすら難しい。
どうなっているんだ!
そう思いつつも辺りを見渡そうとするが何故か真っ暗だ。
煙が俺を包んだのは覚えている。見えていた。
しかし、今は真っ暗だ。
うん?
蒼が俺を呼ぶ声がする。
だけど......
眠いな。
ごめん、蒼。なんかしらんけど俺眠いから寝るわ。
おいおい、何でそんなに焦った声なんだ?いや、信じられないような声だなこれは。
キンキンとしか聞こえないから何言ってるかわかんねぇよ。
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