第63話 終着駅
新人歓迎会で、ひとりの男の子がこう挨拶しました。
「僕はこの会社が終着駅だと思っています」
みんな一斉に笑います。
その後、ゲームをしました。
司会の人が
「メガネかけている人」
だの
「パーマかけている人」
だの、色々と言って参加する人を前に呼び出します。
そのうちこう言いました。
「この会社が終着駅だと思っている人」
先ほどの新人君がさっと前へ出ます。
しばらくしてから社長が
「あ、僕もそうだった」
と言って前へ。
…その二人だけでした。
あれえ、この会社を終着駅と思っていない人がいっぱいいる〜!
不届き者め!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます