第3話 「○○が見える」
私達の娘は生まれつき目が不自由だった
でも主治医の先生に眼科のスペシャリストが居ると言われ
セカンドオピニオンでそのスペシャリストの先生の元を訪れた
医師
「手術しましょう!成功すれば目が見える可能性があります」
そして手術をした
数日後・・・
私
「Mちゃん どうしたの?」
M
「見える・・・見える・・・」
「怖いよう・・・お母さんっ!」
私
「何が見えるの?」
M
「お母さんが見える!!」
私
「えっ?本当に!」
・・・・・・・・・・・・・・・・
自宅にて
夫
「本当か!それ!」
私
「そうなの!目の手術が成功してね!」
夫
「そしてMは何か欲しいものあるのか?」
私
「うん!やっぱりアレだったよ」
夫
「よし!仕事終わりにアレ買って病院へ行くよ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
M
「お父さん?うわ~お髭だぁ~」
夫
「あはは 初めましてかな?」
「Mちゃん これ」
M
「ナニコレ?」
私
「手鏡よ」
M
「うん!目が見えるようになったら自分の顔が見たかったから」
「これが私?」
「私は皆同じ顔だと思ってた(笑)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<解説>
もしあなたが視覚障害者で
目が見えるようになったら
一番に何が欲しい(見たい)ですか?
十人十色で色んな物が思い浮かびますが
・料理
・山や川などの風景
・耳で聴いていたアーティストのMV
など
ちなみに
私はテレビです
テレビ番組や映画やゲームなどを楽しみたい
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