リアル異世界転生めざしてゲームの知識だけで御朱印集め始めた僕がお寺で知ったインド神話を600字以内で要約してみた

26-06 宝寿院 - 水天

#宝寿院

ご本尊は薬師如来。十二天の掛け軸を所蔵する。水天はその1尊。

#水天

梵語でヴァルナ。

真言は「ノウマク　サマンダ・ボダナン　バロダヤ　ソワカ」、「オン　バロダヤ　ソワカ」など。種子はバ。

十二天の1尊で西と対応。

胎蔵マンダラの外周を四角く取り巻く最外院（さいげいん）のうち、下の辺の中央付近にいる。

金剛界マンダラの9つの区画のうち成身会・三昧耶会・微細会・供養会・降三世会・降三世三昧耶会の6つで、それぞれの外周を四角く取り巻く外金剛部の向かって右下の角付近にいる。さらに中央大円輪という円に向かって左上にもいる。

ヴァルナに関して意外と多くの本に書かれているのが、アスラの代表格という点。

八部衆の天とアシュラは、インド神話だとデーヴァとアスラという。日本神話の天つ神と国つ神や、ギリシャ神話のオリンポスの神々とティタンたちに似た、対立する神族だ。

デーヴァには風や火などの自然現象を人格化したような神様が多いのに対し、アスラはどちらかというと抽象的な神格。ヴァルナもまた、リグ・ヴェーダでは水よりもむしろ、司法の神という性格の方が強く出ている。さらにさかのぼれば、大昔は全能の神とされたらしい。水神、すなわち一介の自然神と考えられたのは、けっこう時代が下ってからだそうだ。