26 十二天(1)

26-01 柴又帝釈天 - 帝釈天

#題経寺 #柴又帝釈天


帝釈堂に祀る帝釈天を板本尊と呼んでいる。


#帝釈天


梵語でインドラ。かの高名なムスカ大佐の名言、「ラーマーヤナでは、インドラの矢とも伝えられているがね(ドヤァ)」のインドラだ。インド神話におけるインドラの武器はヴァジュラ。雷を象徴する投げ矢だ。これを漢訳したのが金剛杵で、日本の帝釈天もたいがい手に握っている。

数年前に日本でもヒットしたボリウッド映画、バーフバリの主人公はマヘンドラ・バーフバリ。マヘンドラは正確にはマヘーンドラといい、インドラと、「偉大な」を意味するマハーをくっつけた言葉だ。

僕が帝釈天という言葉を初めて聞いたのは、アニメこち亀のオープニング。「帝釈天へと夕日が落ちる」と歌う。そのため僕は長い間、帝釈天を通天閣みたいな塔の名前だと思っていた。

総じて、現代もメディアへの露出が絶えない人気者と言える。


ところでインド神話だと、インドラは根源的には雷の神で、風の神ヴァーユと特に仲が良い。マハーバーラタでも、彼らの子供たちがバディのような活躍を見せる。

ヴァーユの漢訳名は風天。僕はガチで勘違いしたが、寅さんとは関係ない。

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