ワン太の初体験!その2 病院

 ワン太は、7ヶ月まで愛護センターにいたので、最低限のワクチン接種をセンターの方で済ませていたようです。

 なので、我が家にきてすぐ、ワクチン接種をしなきゃいけない、というのはなくて。


 初体験が、去勢手術するための問診?のための診察でした。


 病院に行くまでの車内で、嘔吐と震えで嫌な気分マックスだったワン太。

 病院に着いて、車から降りるのすら怖かったようで。


 見たことない景色。

 もしかして、捨てられる?


 何かしら恐怖を感じたようで、車の中でかたまってました。

 ただでさえ苦手な車での移動。


 まだ、信頼関係が100%構築しきれていなかったのかもしれません(T_T)


 びくびくしているけど、抱き上げて車から降ろしました。(娘が)


 病院に入るのも一苦労。

 中から悲痛な鳴き声が聞こえていたんです。

 たぶん、注射嫌いのワンコの声。


 怖い場所?!


 動揺していたけど、抱き上げて院内に入ります。

 診察待ちの間、待合室の飼い主さんやワンコにゃんこをちらちら見ていたワン太。

 何をするところかわかってません。


 名前を呼ばれ診察室に入ると、

 診察台に上がらなきゃいけない。

 抱きかかえられて診察台に……


 いやだー! 高い! 抱っこ!


 という悲痛なきゅーん! が、響きました。


 優しい雰囲気の獣医師さんだったので、次第に落ち着きました。

 いろいろ話をして、3ヶ月後くらいに手術することに。


 病院は怖いところじゃない。

 そう思ってもらいたかったけど、最初のころは、診察台が怖かったみたいです。


 去勢手術した病院で、アレルギーあるかもと言われました。

 車に乗る時間が少し長くて、ワン太がかわいそうだったので、自宅からもう少しだけ近い動物病院にかえました。

 そこだとドッグラン併設だし、帰り道、少し遠回りで海に寄るのも可能。

 途中でワン太と娘だけ降りて歩いて帰りやすい。

 ワン太が、病院いくと良いことある!

 と思いやすい場所だったんです。

 最初からそこに行けばよかったんですけど、ワンコがいる先輩方からの評判を優先しちゃいました。

 病院行くのが嫌なんじゃなく、車はやっぱり怖いワン太。


 こればかりは……



 その後、

 去勢手術で、家族と離れたワン太。


 去勢手術したら、落ち着くときいていたけど、離れたことでがうがう期が激しくなりました。

 ワン太には、言葉巧みに何処かへ連れて行くとか少しのお留守番で黙っていなくなるとかが、だめだったんだ。

 そう思わせる出来事でした。


 それから、私が仕事に行くとか買い物に行くとか病院に行くとかで、ワン太と離れる時間ができるとき、


「○○○へ行ってくるからね。おうち帰ったら遊ぼうね」

 など、言葉がけをするようにしました。

 

 しつけの本とかみると、何かに気を取られているときに黙って去るほうがいいように書いてましたが。

 ワン太は、話せばわかるのかな?

 ちゃんと『帰ってくるからね』と、言うのを伝えなきゃいけないようです。

 

 いってきます。

 それを言わなきゃ、余計にストレスになる。

 私が今年の6月に3日間入院して自宅に戻ったあたり。

 アトピー性皮膚炎がひどくなり、脱毛でハゲるし、かわいそうだったんです(T_T)


 さすがにちゃんと帰るからと伝えても、日をまたぐと、不安になったようでした。


 分離不安になるのは、ワンコそれぞれの性格などを考慮したほうが良いだろうから、しつけ云々書いてるものをそのまま鵜呑みにしないほうがいいのかな?

 と。


 初体験から話が逸れちゃいましたが……


 繊細ワン太との付き合いかたは、わたしが一番わかってる! 


 話せばわかるワン太。

 そこに至るまでの激しい攻防戦はまた後日。



 

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