　すやすやモードのワン太。

　4歳くらいまでは、私がいない昼間はうとうとだけで、熟睡してない雰囲気だったようです。

　ワン太がうちに来てから、私の体調は絶好調で、鬱はどこへやら。

　フルタイムで働けるようになっていたので、昼間、ワン太は私の部屋でお留守番でした。

　母がいるので、一人きりではないのですが。

　ときどき母が様子を見に行ってみると、布団のうえでごろんとしているけど、寝ているようではないと言ってました。

　去年(2022年)の12月くらいから体調あやしくなっていたので、昼間一緒に過ごす時間が増えた……これはワン太のエッセイなので体調もろもろは割愛。

　夜になると、べったりと一緒に寝てます。

　一緒に寝ていたある日の夜、ワン太は夢のなかで散歩していたのか、足をパタパタさせてました。

　口角あげて楽しそうな寝顔。

　可愛いので眺めていると――

　わおーん。

　小さな声で短めの遠吠えで鳴いた！

　ワン太は遠吠えしたことがないんです。

　サイレンに合わせて遠吠えする犬など、よく見かけます。

　昔飼っていた犬たちは、サイレンで遠吠えしてました。

　いろんな声色をもつワン太は、遠吠えだけはしなかったんです。

　聞き間違いではなく、ちゃんと遠吠えだった。

　でもあとにも先にも、それっきりです。

　2023年12月現在で。

　また、夢のなかで走り回って、遠吠えすることがあるかもしれないけれど。

　どんな夢を見ていたのか、気になります。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい