第25話
「基地を作るのも訓練とは…」
長期閉鎖空間試験に応募した俺は、火星行きの前線基地を月面に作る為に月へ行く為の訓練に明け暮れていた。
「まぁ、昔は限られたエリートから選抜された超エリートが月に行ってたと言うけれども。」
訓練の内容は過酷の一言。苦行なのか訓練なのか境界線が曖昧になってきつつある。
「ありとあらゆる想定ねぇ…」
実際に月への移動中に宇宙船が故障しても地球に帰還したケースもあるらしい。訓練とは言え毎日のように死亡判定を突き付けられると精神的にくるものがある。
「さて、今日は何時間生き残れるやら…」
ここまでの最長は3時間。昼の休みを挟んでも1日に2回から3回は死亡判定を食らって、毎回の反省会だ。今日こそはせめて午前中は生き残りたい。
「これで本当に火星に行けるのか…」
訓練終了の日が遠い…
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