第2話

どうしてここに元カノが


「優、どうしたの・・・って」


「・・・優君、私と寄り戻そうよ」


「・・・」


「優!しっかりして」


「はぁ、あまりにビックリして」


そうだよ。とりあえず


「戻す気ないし、結婚してるから」


「優君こないだあったばっかり」


はぁ?何を平気で嘘ついてるんだ?


「優、来ないだあったってど言うこと??もしかして来ないだ一週間家に居なかったのって」


「そうだよ、夏ちゃん優君と会ってたんだよ」


嫁はドン引きしてるし、俺もドン引きする。


「・・・やっぱり平気で嘘つくね」

俺達は一週間前は旅行中で、二人で居ない時間なんて温泉くらいだ。それも人の居ない時間を狙って、外湯で壁を挟んで一緒に話してたし、


「嘘じゃないよ」


「じゃあ、どこに居たの?優と一緒に」


「そ、それは」


「写真はあるの?」


「ないよ、優君に消せて言われたし」


「・・・」


「・・・」

俺と嫁は顔を合わせる。


「その、帰ってもらっていいかな?」


「俺も復縁する気ないし、今の生活に凄く満足してるし」


「待ってよ!!私は反省したし、優君だって私のこと諦められてないでしょ」


「諦めると言うか、」

俺は嫁にヘルプを求める。


「とりあえず、帰らないなら警察呼ぶけどいい?」


「待って、今日は帰るから、警察は辞めて!」


「じゃあ、早く帰って」


「分かったよ。でも私諦めないから、待っててね。優君」


そして、元カノは帰っていく。


「なんだったんだ?」



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