ひーちゃんの雪だるま

緋雪

ななちゃんへ①

 ななちゃんげんきですか?

 わたしはげんきです

 ここはね なつはすずしかったけど

 ふゆは とってもさむいんだって

 なんと ゆきがつもるんだって!

 たのしみだなあ

 ゆきがふったら しゃしんおくるね!

 ゆきだるまとわたしのしゃしん

 おくるから まっててね!



 わたしは、おとうさんのおしごとで、ほっかいどうにひっこした。



 きつねや、りすをみたときには、かわいいなあ! とおもった。

 

 どこまでもどこまでもつづく、まっすぐなみちに、すごくびっくりしたりした。


 おうちは、さんかくおやねのかわいいおうち。

 おとうさんが、「ゆき屋根やねからちやすくするためなんだよ」っておしえてくれた。


 ゆき? ゆきがふるの、おとうさん?!


 わたしはうれしくて、おとうさんのまわりをぐるぐるまわった。



 ななちゃんにおてがみをかいて、おかあさんにだしてもらった。


「ねえ、ゆきがふるってしったらさ、ななちゃん、びっくりするよね?」

「そうねえ、あそびにるってすかもね。」

そういって、おかあさんはわらう。


「そうだよ! ななちゃん、あそびにくればいいのに!」


 

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