前向きに
「もっと前向きに、明るく楽しい話が書きたい」
「書けばいいだろう」
「思いつかないのは、負の感情に支配されているから?」
「どうだろうね」
「人が嫌いで、社会に適合できない自分も、どちらも嫌悪している?」
「ならきっと、君は人が好きなんだろう」
「なぜだい?」
「だって、どうでもいい存在こそ、気に掛けることは無いだろう。悪いところが目に入るのは、それは君が期待している証拠さ」
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