第292話 (あ、そういえばキスシーンなかったっけ?)
美女と野獣……
"魔女の呪いで獣の姿にされた王子が住む城に、ある娘が住み込みで奉公をすることになる。彼女は町に残してきた父親を心配するが、獣の恐ろしい容貌と気性の奥に秘められた優しさに触れ、次第に彼と心を通わせていく"
そんな物語だ。
由花「はい。では配役決めます」
健太「」スッ
由花「ん?どした?」
健太「美女と野獣は鈴木と琴代か寿也か友梨がいいと思う」
寿也・友梨「はっ/////////!!!!?」バッ
貴大・琴代「あー……」
いや、逆だろ反応……
貴大「俺は別にいいよ」
琴代「私もー。まぁ、関わってきた過去の年数がまだ浅いカップルの方が気持ちが入りやすいってことでしょ?」
貴大「まぁ、そらそうよな」
和馬と梓や心と一也も付き合ったばかりだがそれ以前の交流が深い。俺達幼馴染組は論外。
由花「寿也と友梨は?」
寿也「め、メインキャラはできる自信ないんだけど……」
友梨「わ、私も………/////////」
真綾「」(イッシー可愛い♡)クス
俺(哲也)「いいと思うけどな」
寿也・友梨「「!!」」
由花「それじゃあ、他に美女と野獣をやってほしいって組み合わせは思いつきますか?」
和馬「豹牙と真綾」
由花「空気読め」
和馬「え」
由花「確かにその2人は演技は群を抜いてるけどそんな仮初の演技はやっぱないかなー。でも、この2人は入れたいとは思ってるけど」クス
豹牙「俺もだな。ちゃんと付き合ってる人達がやった方がいいと思う」
琴代「と言う訳で寿也と友梨の2人が一番ピュアってるから決定でいいじゃん?」クス
友梨「い、いや!!でも貴大と琴代の方がドッシリしてるじゃん!!私、演技は……」
貴大「いや俺達はダメよ。熟年夫婦みたいなノリだからそういう演技はジジババらしさが出ちゃうから」クス
琴代「認めたくないけどね」クス
友梨「…………/////////」
寿也「………………」
豹牙「それじゃあ一番新婚らしさがある2人で決定でいいですか?」
凪「」スッ
由花「凪。珍しいな…何かあるの?」
凪「いやさ、物語はどーすんの?」
由花「え?」
凪「どんなストーリーにする?」
豹牙「それは追々って考えてるけど……何か要望する案があるのか?」
凪「んーー、まぁね」
由花「何々?」
凪「カップル同士でやるんだったら歌ってほしい」
寿也・友梨「「!!!」」
由花「『季節は今🎶移り行き♬』ってやつか」
凪「そうそう。"beauty and the beast"を日本語で歌ってほしい」
成太「いや、録音を流すの方がいいんじゃねーか?」
凪「あー、それでもいいや」
由花「よし、それじゃあ寿也と友梨で決定ね」
寿也・友梨「「え」」
真綾「いいねいいね!!」
貴大「絶対おもれーよ!!」
寿也「マジで決定なの?」
豹牙「寿也と友梨の決定に異議がある人は手を挙げてー」
シーーーーーン……
由花「よし。それじゃあ決定ね」
寿也・友梨「「……………」」
真綾「」(あ、そういえばキスシーンなかったっけ?)
クロカゲ『…………あ、俺に聞いてる?』
真綾『そうだよ。使えないイマジナリーだな』
クロカゲ『知るかよ。俺はイマジナリーで電子辞書じゃないんだよ。Googleで調べろ』
そう、美女と野獣は一応キスシーンがある……
そして……配役を決め終えた。
由花「それじゃあ脚本はどうする?」
貴大「あ、俺やりたい!!」
明里「わ、私も!!」
由花「分かった。それじゃあそれに加えて私と豹牙も手伝うよ」
豹牙「とりあえず今日明日には完成させないと行けないな」
璃子「よし!!と言うことで今週中には看板を作り、劇の稽古に入る。だから、部活がない、予定がない者は基本的に今日から閉校ギリギリまで準備する!!文句言うなよ?自分達が決めたことだ!!」
成太「しゃあ!!!やってやりますよ!!!!」
健太「お前、テンション高ぇなー」
そして、残された25日間……
準備が始まる。
ーー昼休みーー
貴大「それじゃあここで、格闘シーンを入れる」
由花「いや、何で野獣を討伐しようとする前のシーンの美女と王子がダンスするシーンで格闘なの?」
貴大「盛り上がるだろ?ここで"新世界"を流す」
豹牙「お前はどういうストーリーにしたいんだよ。物語変わるぞ?」
貴大「とりあえず迫力があるシーンにしたい訳よ」
明里「ふふっ、やっぱ鈴木君は奇抜だね」クス
貴大「いやーー」クス
脚本作りに時間がかかっていた。
樹「あ!劇をやるんだ!!」
俺(哲也)「そうなんだよな……時間が無さすぎてもう今日からほぼ毎日準備の為に残らないといけないんだよな……」
勇作「おー、俺達はメイド喫茶だからな。あまり手間はかからねーよ」
健太「いいよなー」クス
俺(哲也)「ま、やるしかねーわな。気合い入れるわ」クス
樹「土日とかも学校来るの?」
俺(哲也)「そうだな……」
健太「まぁ、やるしかねーだろ」
樹「………手伝っていいんだっけ?」
勇作「え?」
樹「他クラスでも手が空いてたらそのクラスの準備を手伝っていいんだっけ?」
俺(哲也)「え……いいのか?」
樹「僕も帰宅組だからね。空いてる時間だったら手伝うよ」クス
健太「おーー!!!それは助かる!!!」
そして……
由花「シュッ!!!」ドンッ!!!!!
バンッ!!!
千花「由花ナイスキー」スッ
由花「あざます!!」スッ
パンっ
脚本が一通り決まった後、残った僅かの時間で由花は部活に行っていた。
ジャーーー…
由花「んぐっ…んぐっ…」ゴク…ゴク…
千花「そういえば由花のクラスは文化祭は何やるの?」
由花「劇です。美女と野獣をやります」
千花「え、今から劇に決まったってこと?」
由花「あはは……はい」クス
千花「大変だな」
由花「まぁ、気合い入れてやりますよ!!春高予選も近いんでバレーも全力でやります!!」
千花「ちゃんと寝ろよ?」
由花「はい!!ありがとうございます!!」
千花「」
明里「それじゃあ看板の下書きはこんな感じかな?」
俺(哲也)「だな。いいんじゃね?」
琴代「これで色を塗る……うわーー……しんどそう」
凪「口に出すなってやるしかない」
そして準備ができる組は全力で準備を頑張っていた。
真綾「」スタ…スタ…
??「まーやっ!」ポン
真綾「!沙有里先輩!!」
真綾は部室前で沙有里と出会い、少し会話をした。
続
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