第3話

俺は放心状態だった。


現実が起きたことが受け入れられない。


余りにも急で、これから更なる幸せが来ると思って居たら、一気に血に落ちたような感覚だった。


ーー


しばらくは何も出来なかったが、俺にはそれでもやると決めたことがある。

それはもっと金を手に入れて、奴隷・・・を奴隷を解放すること、


元嫁は、浮気して逃げられたけど、俺は奴隷が凄く嫌い。


あんなに人を苦しめて、泣き続けて、明日も飢え・・・飢え死ぬかも知れないなんて、絶対に嫌だ。


そして、外に出ると俺は村人が押し寄せて来た。

「ユウ様!!心配しました!」「ユウ様!元気で良かった」

「ユウ様!!良かった!」「もしかしたら、自殺したかと思った!!」

何事かと思ったら、俺を凄く心配してくれたようで、俺は元嫁には裏切られたけど、村人からは愛されて居たようだ。

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