第20話
過去編
「ご主人様、馬車の中に奴隷の子が」
それは春とお出掛け中、盗賊に襲われて、俺たちは魔法で対処したんだけど、中に奴隷の女の子が居た。
「・・・ご主人様、どうしますか」
「当然、ほっとけないし、連れて帰る」
ーーー
家に連れて来たのはいいが、一切喋らず、終始無言だった。
「うーん、困ったな」
「ご主人様、とりあえず私が服とか揃えますね」
「お願いするね」
そして、俺はハルにフユのことをある程度お願いしていた。
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